はじめまして。
代表の舛見です。
平成14年の創業当初は、無線と名の付くほとんどの業務を受注して参りましたが、2期目終了間際より本来一番得意とする、「移動体通信」へと特化いたしました。
また、平成22年には建設業も取得し、ツールの開発から置局・設計・施工と通信におけるワンストップ受託を可能にいたしました。
更には、ITソリューション部門も設立、技術者の派遣からホームページのデザイン・作成、大規模ネットワークの構築等、自社内では移動体通信の部署に変わる程、大きく成長してきました。
約100名の正社員及び契約社員の方や、またパートナー会社様のスタッフの方々が、国内3ヶ所のオフィスを拠点として従事頂いております。
会社の規模といたしましてはまだまだ小さく、不整備な箇所も多々あり人間で例えますと「ヨチヨチ歩きの幼児」あたりかと考えております。
しかしながら仕事に賭ける情熱には一家言あり、創業時に掲げました「顧客“感動”」を理念に、一般的なCS活動と言われる「顧客満足」を超えたサービスをひたすら心掛けて参りました。
他社より抜きん出るには、「他社と同じ金額で、同じ作業」をしていたのでは、何等差別化を図ることは出来ません。
受注した業務を遂行させるための技術力は、当然他社より高いものでなければならないのは言うまでもなく、完成品の納品後に、「ごくろうさん、有難う」だけでは、済ませられないように、エムズワークスは「ここまでやってくれるのか!」の言葉を引っ張り出さなければなりません。
お客様に“感動”して頂くのですから、他社と同じことをしてはいられないので、正直、従事している方々は大変な苦労だと思います。
時間も、工夫も全て他社以上に積み上げ費やさなければ成らないことでしょう。
では「満足」を超えるには、先ず何が必要でしょうか…。
言い古され、言われ慣れた言葉ではありますが、まずは全てに「真面目に=誠実に」取り組む気持ちが必要と考えております。
小さい頃より両親に、おじいちゃん、おばあちゃんに、また学校での先生、会社の上司にも皆、同じことを言われ続けた言葉ですが、この「真面目に」は非常に難しく、成らないこと、伝わらない腹立たしさ、認めて貰えないもどかしさに、時には相手を攻め立てたりしてしまいます。
自分では真面目に取り組んだつもりでも、他から見た際、不誠実な対応に映る時もままあります。
しかし、あくまでも「評価は他人がするもの」と考えるべきかと思います。
個人においても、真面目で素直な方は必ず伸びます。
誠実であることが全ての始まりです。
そして、“感動させてやろう”という情熱がなければ始まりません。
情熱は、無理にでも持ち続けることにより、出来るという思い込み=自信に変わります。
持てない人にとっては難しいかもしれませんが、最初は、「何でも出来る」という思い込む“癖”をつけることから始めましょう。
やがて自分でも気付かぬ内に、次第に“本物”となります。
「感謝の気持ち」を持てるか持てないかで、さらに先の出来事は大きく変わります。
「有難い」という気持ちがありますと、他人への、仕事への“優しさ”が出ます。
更には「有難い」という気持ちの本当の力はもっと大きく、「謙虚な気持ち」まで湧き出させてしまうことです。
逆に言えば、謙虚さが見えない人は「人への感謝の気持ち」が無く、優しさも無く他を感動どころか満足さえ、させることが出来ない人でしょう。
また、厄介なことに、感謝や謙虚さの有る無しは全て顔に現れます。
有る人は常に愛想が良いですから、私なんかも社内で仕事を頼む時は、スキルが同じなら必ず愛想の良い人に頼んでしまいます。
こういう人には周りからもドンドン仕事が舞い込みますので忙しいですが、いろいろな経験を積むことができます。
感謝の気持ち、誠実さや謙虚さ、そして情熱の必要性は、仕事の上では業種業態を問わず全ての原理・原則として当て嵌まるのではないでしょうか。
そして、どれ一つとして外しても万事が上手くいかないというのが、原理・原則だと考えております。
今現在の自分(または会社)は、良くも悪くも何年か前に願った自身の姿です。
「思考は現実化する」という本が売れているようですが、まさにこの表題そのものが事実であり現実であると考ております。
全ての事象を「自己責任」と認め、受け入れる素直さが必要です。
個々においては、世の中に「出世レース」なんぞ存在しないというのが私の持論です。
「今日やるべきことを、今日中にする」、これを毎日情熱を持って出来る人だけが、3年先、5年先、10年先に、自分の描いた人生を手中に出来ます。
他を蹴落とす必要も無く、やらなかった人が勝手に落ちていく、、。
逆に、上がれなかった人は必ず何かと理由付けし、言い訳を考えています。
「あれまでして、上に上がりたいのか」と。
何年か先の自分(会社)はどちらに居るのかは、今現在の自分を見れば判ります。
最先端の業務に携わりながら、こういった精神論で業務が、或るいは経営が成立するのかと反論を受けるかもしれませんが、頭脳明晰で他より秀でた技術力を持ってしても、世の中にはそれだけでは絶対に成就出来ないこともあります。
これらの原因を考えて行きますと、上述の原理・原則の内のどれか一つが欠けている場合があるのでは、と言うのが私の考えであります。
また現実は至ってシンプルに出来ていると考えます。
問題に直面したとき、決して難しく考えることなく、これら原理・原則に基づいて考え直すと、必ず解決の糸口は見つかります。
「やってはいけない」と思われることは絶対にやらない、反対に「これはやっておいた方が良いだろう」と思われることは、出来るだけ今日中にやっておく方が肝心です。
やらなければ、必ず後々の後悔の種になるでしょう。
いろいろ取り留めのないことを書き綴りましたが、願い求めるものは会社を通じて縁のある社員をはじめとする全員の方々の幸せです。
最後までお読み頂き感謝申し上げます。
舛見 明廣